お仕事ノート
「建築GX・DX推進事業補助金」の活用ポイントを徹底解説!

こんにちは、広島県の赤崎行政書士事務所です!
全国の中小企業・個人事業主の皆様へ向けて、補助金申請のサポートを行っています。
本日は、「建築GX・DX推進事業」(以下、「本補助金」)について解説いたします。
要約
◇ 補助対象事業:
建築物のLCA算定によるCO2削減(GX)と、BIM普及による生産性向上(DX)を推進する取り組み
◇ 補助対象:
・BIM活用型:建築BIM導入支援、BIMデータ整備
・LCA実施型:建築物のライフサイクルCO2削減
◇ 補助率・上限額:
・BIM活用型:掛かり増し費用の1/2(延べ面積に応じた上限額あり)
・LCA実施型:
・BIMモデルなし:650万円/件
・BIMモデルあり:500万円/件(CO2原単位策定なら+400万円)
◇ 申請受付期間:
・代表事業者登録:令和7年2月18日~3月31日
・交付申請:令和7年2月27日~3月31日
・BIM活用事業者登録:準備が整い次第受付開始
◇ 申請方法:
電子申請システム(jGrants)を利用
建築GX・DX推進事業補助金とは?
本補助金は、国土交通省が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)・DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する制度です。
GX(LCAの実施):建築物のライフサイクル全体を通じたCO2排出量を削減する取り組みを支援
DX(BIM活用):建築BIMデータを活用し、設計・施工・維持管理の生産性向上を図る取組を支援
補助額・補助率
BIM活用型
・設計調査費および建設工事費に対し、掛かり増し費用の1/2を補助
・延べ面積に応じて補助上限額が設定
・10,000㎡未満:設計費2,500万円、建設工事費4,000万円
・10,000㎡以上30,000㎡未満:設計費3,000万円、建設工事費5,000万円
・30,000㎡以上:設計費3,500万円、建設工事費5,500万円
LCA実施型
・BIMモデルなしでLCAを行う場合:650万円/件
・BIMモデルを作成してLCAを行う場合:500万円/件
・CO2原単位策定を伴う場合:さらに400万円を加算
補助対象経費
BIM活用型
・BIMソフトウェア費用(ビューワーソフト、PC・タブレット・ARゴーグルリース費等含む)
・BIMコーディネーター・BIMマネージャーの人件費・委託費
・BIMモデル作成に関する費用(設計・施工BIM含む)
LCA実施型
・LCA算定に必要な費用(人件費、CO2原単位策定費用等)
申請の流れ
1. 代表事業者登録(R7.2.18~3.31)
2. 交付申請(R7.2.27~3.31)
3. BIM活用事業者登録(準備が整い次第開始)
4. 完了実績報告(補助事業完了後)
本補助金の申請は、電子申請システム「jGrants」を利用して行います。
GビズID(プライムまたはメンバー)が必要となるため、未取得の方は早めに取得しましょう。
申請時の注意点
◇ 事前準備(GビズID取得)
・取得に時間がかかるため、余裕をもって準備を進めること。
◇ 提出書類の不備
・代表事業者登録・交付申請・BIM活用事業者登録それぞれに必要な書類が異なるため、公募要領を事前に確認し、抜け漏れを防ぐ。
◇ 補助対象経費の確認
・BIM活用型とLCA実施型で補助対象経費が異なるため、自社のプロジェクトがどの補助要件に該当するのかを事前に確認すること。
◇ 申請スケジュールの管理
・代表事業者登録の締切(令和7年3月31日)を過ぎると申請できないため、早めの手続きを推奨。
まとめ
◇ 建築物のGX(CO2削減)とDX(BIM活用)を推進する補助金
◇ BIM活用型は掛かり増し費用の1/2補助、LCA実施型は最大650万円補助
◇ 代表事業者登録、交付申請、BIM活用事業者登録の手続きを順番に行う
◇ 電子申請(jGrants)を利用し、GビズIDが必要
◇ 事前準備とスケジュール管理を徹底し、スムーズな申請を目指す
この補助金を活用すれば、建築BIMの導入・活用や、建築物のCO2削減を加速できる可能性があります。
当事務所では、以下のサポートを行っています
◇ 補助金申請の書類作成サポート
◇ 計画書・事業内容の整理支援
◇ 申請スケジュールの管理・アドバイス
「自社が対象になるか分からない」「どのように申請すればいいか不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!
公式情報
◇ 建築GX・DX推進事業実施支援室
TEL:03-6803-6766(受付:月~金 10:00~17:00/12:00~13:00除く)
◇ jGrantsポータルサイト
https://www.jgrants-portal.go.jp/
作成:2025/02/26 18:27