お仕事ノート
農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業とは?
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農業分野において環境負荷を低減しながら持続可能な農業を推進するため、「J-クレジット制度」が注目されています。今回は、農林水産省が発表した「農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」について、行政書士の視点からわかりやすく解説します。
1. J-クレジット制度とは?
J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2などの排出削減量、適切な森林管理によるCO2吸収量を国が認証する制度です。
創出されたクレジットは、企業や団体がカーボン・オフセット(温室効果ガス削減への貢献)として活用できます。農業分野では、環境に配慮した農業活動の成果を「クレジット」として売却し、経済的メリットを得ることが可能です。
2. 「農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」とは?
本事業は、農業分野におけるJ-クレジットの活用を促進するために、以下の2つの支援を提供します。
(1)プロジェクト登録・クレジット認証支援型
J-クレジット制度に基づくプロジェクトを立ち上げ、クレジットを取得するための支援を受けられます。具体的には、
・プロジェクト計画書の作成
・モニタリング報告書の作成
・審査機関による審査費用 これらにかかる費用の一部が補助されます。
(2)審査能力拡充支援型
J-クレジットの審査を行う機関(妥当性確認機関・検証機関)の能力向上を目的とし、
・ISO14064-2:2019やISO14065:2020の認証取得
・人材育成のための研修 などにかかる費用が支援されます。
3. 申請方法とスケジュール
公募期間
2025年2月14日(金)~2025年3月3日(月)
申請の流れ
1.公募要領の確認:申請要件を確認し、適用可能か判断。
2.必要書類の準備:プロジェクト計画書や予算書を作成。
3.申請書の提出:農林水産省の指定する窓口へオンラインまたは郵送で提出。
4.審査・採択:審査後、支援対象となるプロジェクトが決定。
5.事業実施・報告:プロジェクトを実施し、完了後にモニタリング報告書を提出。
4. まとめ:J-クレジットを活用して農業の未来を支えよう!
環境負荷の低減と経済的メリットを両立できるJ-クレジット制度は、農業者にとって大きなチャンスです。本事業の支援を活用し、持続可能な農業経営を実現しましょう。
「J-クレジットを活用したい」「補助金申請をスムーズに進めたい」という方は、ぜひ当事務所までご相談ください!
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