お仕事ノート
省力化補助金(一般型)で「申請代行」が禁止に!
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この記事のポイント(要約版)
・ 省力化補助金(一般型)では、申請代行が禁止されています。
・ 補助金申請を主たるサービスとして営業することは禁止されています。(公募要領より)
・ Jグランツでは代理申請機能が導入されました。
・ ただし、省力化補助金(一般型)では、申請者自身が申請を行う必要があります。
省力化補助金(一般型)では「申請代行」が禁止!
補助金申請を検討している事業者の皆様へ、重要な変更点のお知らせです。
今回の「省力化補助金(一般型)」では、申請代行が禁止されていることが公募要領に明記されました。
これにより、行政書士・社労士・コンサルタントなどの第三者に申請手続きを依頼することは認められず、申請者自身が手続きを行う必要があります。
申請を検討されている方は、この変更点を十分に理解した上で準備を進めてください。
申請代行の禁止とは?
公募要領には、補助金申請の代行を業務として行うことが禁止されていることが明記されています。
「補助金申請代行を主たるサービスとして営業活動を行うことは禁止されています。」(公募要領p.2)
つまり、
・ 申請者自身が申請を行うことが義務付けられている
・ 補助金申請を代行する業者を利用することは認められない
という点が明確になっています。
申請代行が禁止された理由
この措置の背景には、以下のような要因が考えられます。
1. 申請者自身による適正な申請の確保
補助金制度の適正な運用のため、事業者自身が申請手続きを行い、制度の趣旨や要件を正しく理解することが求められています。
申請代行が行われることで、申請者が制度を十分に理解しないまま申請が進むリスクがあるため、この点を防ぐ目的があると考えられます。
2. 不正受給の防止
過去の補助金制度では、代行業者を利用した不適切な申請や不正受給の事例が発生していました。
そのため、補助金の適正な執行を確保するために、第三者による申請代行を制限する動きが強まっています。
3. 高額な手数料請求などのトラブル防止
補助金申請の代行サービスを提供する業者の中には、過剰な成功報酬を請求するケースもありました。
そのため、公募要領では、事業計画の作成支援を受ける場合には、その支援者名と報酬額を記載することが求められています。
「事業計画の作成を支援した者がいる場合は、申請画面の『事業計画書作成支援者名』『作成支援報酬額』の欄に当該事業者名及び報酬の内容を必ず記載してください。」(公募要領p.2)
この情報を記載しない場合、不採択や補助金返還の対象となるため、注意が必要です。
外部支援についてできること・できないこと
「外部支援は全て禁止」というわけではなく、以下のようなルールがあります。
できること
・事業計画作成のアドバイスを受けること(ただし、支援者名・報酬額の記載が必要)
・認定支援機関や商工会議所の相談窓口を活用すること
・申請方法や必要書類の作成について情報収集すること
禁止されること
・第三者が申請を代行すること
・GビズIDや電子申請システムの操作を他人に任せること
・補助金申請代行を専門に行う業者に依頼すること
・外部業者を利用しながら「事業計画作成支援者名」を記載しないこと
事業者自身が主体的に申請を行うことが求められており、外部のサポートを受ける場合でも、ルールを遵守する必要があります。
Jグランツの代理申請機能について
Jグランツでは、行政書士等による代理申請機能が導入されました。
ただし、「省力化補助金(一般型)」では、申請代行が認められていません。
そのため、「省力化補助金(一般型)」で申請を行う際は、必ず事業者自身が手続きを進めることが求められます。
まとめ
・ 今回の「省力化補助金(一般型)」では申請代行が禁止されている
・ 事業者自身が申請を行わなければならない
・ 補助金申請代行を主たる業務とする業者の利用は禁止
・ 事業計画の作成支援を受ける場合は、支援者名・報酬額の記載が必須
・ Jグランツの代理申請機能は導入されたが、省力化補助金(一般型)では申請代行は認められていない
・ 補助金申請を行う際は、最新の公募要領を必ず確認することが重要
補助金申請を検討している方は、制度の変更をしっかり理解し、適切に準備を進めましょう。
外部のサポートを受ける場合も、禁止事項を十分に確認しながら進めることをおすすめします。
作成:2025-02-02 17:40
タグ:中小企業省力化投資補助金 省力化補助金 補助金 一般型 申請代行