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【速報】中小企業省力化投資補助金(一般型) 公募要領が公開!
2025年1月30日、「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の公募要領が公開されました。本補助金は、中小企業の生産性向上を目的とし、IoT・ロボット等を活用した省力化設備の導入を支援するものです。
本記事では、公募要領の概要や申請要件、成功するためのポイントを詳しく解説します。
1. 中小企業省力化投資補助金(一般型)の概要
本補助金は、人手不足に悩む中小企業がデジタル技術を活用した設備を導入し、売上拡大や生産性向上、賃上げを実現することを目的としています。
補助金の概要
・対象者: 中小企業、小規模事業者、特定非営利活動法人、社会福祉法人 など
・補助率: 中小企業 1/2、小規模・再生事業者 2/3(※補助額1,500万円超の部分は1/3)
・補助上限額:
・5人以下: 750万円(1,000万円)
・6~20人: 1,500万円(2,000万円)
・21~50人: 3,000万円(4,000万円)
・51~100人: 5,000万円(6,500万円)
・101人以上: 8,000万円(1億円)
・補助対象経費:
・機械装置・システム構築費(必須)
・技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費 など
2. 申請スケジュール
本補助金の申請は、以下のスケジュールで進められます。
・3月上旬: 申請様式の公開
・3月中旬: 申請受付開始
・3月下旬: 申請締切予定
・交付決定日から18か月以内: 事業実施期間
なお、申請には 「GビズIDプライムアカウント」 が必要です。取得には時間がかかるため、未取得の方は早めに準備を進めましょう。
3. 申請要件のポイント
本補助金を活用するためには、以下の要件を満たす必要があります。
基本要件
1.労働生産性の年平均成長率+4.0%以上
2.1人あたり給与支給総額の年平均成長率が
・事業実施都道府県の最低賃金の年平均成長率以上、または
・+2.0%以上増加
3.事業場内最低賃金が、事業実施都道府県の最低賃金+30円以上
4.次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の公表(従業員21名以上の場合)
返還リスクと注意点
・要件②未達の場合 → 未達成率に応じた補助金返還
・要件③未達の場合 → 「補助金額÷計画年数」で補助金返還
・ただし、付加価値額が増加しておらず、企業全体の営業利益が赤字の場合 は返還免除される可能性あり
4. 過去の補助金との比較と活用戦略
従来の省力化補助金との違い
従来の「省力化投資補助金」はカタログ型として運用されていましたが、今回新たに「一般型(オーダーメイド型)」が導入されました。
補助金 | 目的 | 主な補助対象 | 方式 |
従来の省力化補助金 | 省力化・人手不足対策 | 登録済み設備の導入 | カタログ方式 |
省力化投資補助金(一般型) | 省力化・人手不足対策 | IoT・ロボット等の設備投資 | 個別計画 |
どちらを活用すべきか?
・カタログ型 → 申請を簡単にし、認定設備を利用したい場合
・一般型 → より自由度の高い設備導入を検討し、省力化効果を具体的に説明できる場合
また、省力化投資補助金(一般型)は、ものづくり補助金の「省力化(オーダーメイド)枠」と類似しており、申請形式や評価基準が近いことも留意すべきポイントです。
5. 専門家が解説!成功するためのポイント
・ 省力化効果が明確な事業計画を策定する
・ 投資回収期間を明確にし、根拠資料を準備する
・ 設備導入による付加価値額の増加を示す
・ オーダーメイド設備の導入を検討する(カタログ登録製品は審査で考慮される)
特に、「補助金申請が初めて」という事業者は、専門家の支援を受けることが成功のカギとなります。
6. まとめ
「中小企業省力化投資補助金(一般型)」は、人手不足解消と生産性向上を目指す企業にとって大きなチャンスです。
今後のスケジュールに向けて、事前準備を進めましょう!
・ 公式サイト: 中小企業省力化投資補助金公式ページ
https://shoryokuka.smrj.go.jp/
・ GビズID取得: GビズID公式ページ
https://gbiz-id.go.jp/top/
・ 関連情報: 専門家が徹底解説!事業再構築補助金 第13回公募シリーズ記事
https://office-akasaki.com/blog/entry-193-jigyo-saikouchiku-hojo-13-kobo-series.html
作成:2025-01-30 12:04
タグ:中小企業省力化投資補助金 省力化補助金 補助金 一般型