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お仕事ノート

「事業再構築補助金 第13回公募徹底解説」第4回:審査プロセスと評価基準


審査プロセスの全体像

事業再構築補助金の申請では、以下のステップを経て審査が行われます。

1.  書類審査

・ 応募者が提出した申請書類を基に、要件を満たしているか確認。
・ 不備がある場合、審査対象外となる可能性があります。

2.  外部審査委員会による評価

・ 経済産業省や中小企業庁が設置する外部審査委員会が事業計画を評価。
・ 点数化された評価基準に基づき、採択の可否が決定されます。

3.  採択結果の通知

・ 採択された事業者には通知が行われ、補助金交付手続きに進みます。

評価基準の詳細

審査では、以下の項目が評価の対象となります。

1. 事業計画の実現可能性

・ 具体性:
 ・ 計画書が明確で具体的な数値目標を含んでいるか。
・ 実行体制:
 ・ 実施に必要なリソース(人材、技術、資金)が確保されているか。

2. 新規性・独自性

・ 新市場進出や事業転換の革新性:
 ・ 他の事業者と差別化できるユニークな取り組みか。

3. 経済的な波及効果

・ 付加価値の成長:
 ・ 補助事業終了後3~5年で付加価値額を年平均3~4%増加させる計画か。
・ 雇用創出:
 ・ 新たな雇用を生む可能性があるか。

4. 地域貢献度

・ 地域社会や経済への貢献:
 ・ 地域のサプライチェーンや産業基盤の強化につながる事業か。

5. 賃上げ目標の達成可能性

・ 給与支給総額:
 ・ 短期または中長期で賃上げ目標を達成する現実的な計画があるか。

審査通過のためのアドバイス

1. 事業計画書を緻密に作成する

・ 明確な目標設定
 ・ 売上、利益、付加価値額の増加目標を具体的な数値で記載。
・ リスク管理:
 ・ 潜在的なリスクとその対策を明確にする。

2. 専門家と連携する

・ 認定経営革新等支援機関や金融機関のサポートを受ける。
・ 専門家の意見を取り入れて計画をブラッシュアップ。

3. 過去の採択事例を参考にする

・ 採択事例を分析し、評価が高かったポイントを取り入れる。
・ 同業種の成功事例を基に、自社の計画に適用可能な要素を見つける。

よくある失敗例

1. 具体性に欠ける計画書

・ 抽象的な表現が多く、計画の実現可能性が伝わらない。

2. 収支計画の不備

・ 補助金の使途や予測収支が明確でないために、計画の信頼性が低下。

3. 申請書類の不備

・ 必要書類が不足している、または提出期限を守らない。

次回の記事では、補助対象経費とその使い方について詳しく解説します。審査を通過した後に重要となる資金の適切な活用法を学びましょう。

作成:2025-12-16 12:20


タグ:13回公募 事業再構築補助金 補助金

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