お仕事ノート

第12回事業再構築補助金（3. 都道府県別の申請状況と採択傾向）

【お詫びと訂正】
平素より当事務所のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
先日公開いたしました「第12回事業再構築補助金（3. 都道府県別の申請状況と採択傾向）」におきまして、データに一部誤りがございました。
この誤りにより、読者の皆様には正確な情報をお届けできず、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

今回の誤りを受け、元の記事は非公開とし、正確なデータに基づいた新しい記事として再構成いたしました。これにより、より信頼性の高い情報をお届けできるよう努めております。

本記事では、補助金事務局が公開した公式データに基づき、都道府県別の申請状況や採択傾向を改めて分析しております。地域ごとの特徴や傾向を分かりやすく解説し、読者の皆様が補助金申請における参考にしていただける内容を目指しました。引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます。

赤崎行政書士事務所

0. はじめに
こんにちは。広島県府中市・福山市を中心に活動しております赤崎行政書士事務所です。
今回は、「事業再構築補助金」第12回公募の採択結果について、全国の都道府県ごとの申請数・採択数・採択率を分析します。この記事を通じて、地域ごとに異なる補助金利用の傾向や特性を明らかにし、皆様が申請の際に参考にしていただければ幸いです。

1. 都道府県別の申請数、採択数、採択率と人口ランキング
データ概要
以下の表では、都道府県ごとの申請数、採択数、採択率、そして人口順位との比較を示しています。特に、「応募-人口」の項目は、応募件数順位から人口順位を引いた数値で、地域ごとの補助金申請に対する熱心さを測る指標となります。

応募件数順位	人口順位	都道府県	応募件数	採用件数	採択率
1	1	東京都	1151	236	20.50%
2	3	大阪府	845	226	26.75％
3	4	愛知県	609	204	33.50％
4	7	兵庫県	375	95	25.33％
5	2	神奈川県	313	89	28.43％
6	10	静岡県	285	92	32.28％
7	8	福岡県	279	74	26.52％
8	13	京都府	247	55	22.27％
9	5	埼玉県	217	54	24.88％
10	12	広島県	195	63	32.31％
11	17	岐阜県	189	62	32.80％
12	6	千葉県	185	48	25.95％
13	9	北海道	177	30	16.95％
14	16	長野県	161	39	24.22％
15	18	群馬県	154	57	37.01％
16	11	茨城県	141	35	24.82％
17	20	岡山県	132	35	26.52％
18	22	三重県	132	34	25.76％
19	23	熊本県	111	25	22.52％
20	15	新潟県	100	30	30.00％
21	19	栃木県	99	23	23.23％
22	26	滋賀県	94	27	28.72％
23	14	宮城県	93	26	27.96％
24	28	奈良県	92	29	31.52％
25	25	沖縄県	90	13	14.44％
26	33	石川県	88	35	39.77％
27	29	愛媛県	83	18	21.69％
28	40	和歌山県	79	18	22.78％
29	37	富山県	75	21	28.00％
30	41	山梨県	72	17	23.61％
31	43	福井県	71	25	35.21％
32	44	徳島県	68	21	30.88％
33	38	香川県	67	15	22.39％
34	34	大分県	66	16	24.24％
35	24	鹿児島県	66	13	19.70％
36	30	長崎県	63	16	25.40％
37	42	佐賀県	55	18	32.73％
38	27	山口県	53	11	20.75％
39	32	岩手県	48	18	37.50％
40	36	山形県	40	13	32.50％
41	35	宮崎県	40	10	25.00％
42	21	福島県	39	11	28.21％
43	39	秋田県	36	11	30.56％
44	46	島根県	36	8	22.22％
45	31	青森県	27	6	22.22％
46	45	高知県	15	6	40.00％
47	47	鳥取県	11	3	27.27％

2. 地域ごとの応募・採択の特徴と考察
応募件数と人口ランキングの比較から見る「事業再構築補助金」への熱心さ
応募件数順位と人口順位の差に注目すると、補助金申請に対する地域ごとの熱心さが浮かび上がります。

応募件数が人口順位を大きく上回る地域（+10以上）
・和歌山県（+12）
・福井県（+12）
・徳島県（+12）
・山梨県（+11）
これらの地域では、事業再構築補助金が重要な支援策として積極的に活用されていることが伺えます。

応募件数が人口順位を大きく下回る地域（-10以下）
・福島県（-21）
・青森県（-14）
・鹿児島県（-11）
・山口県（-11）
これらの地域では、申請意欲の低さが課題となり得ます。未申請の事業者を掘り起こす取り組みが必要かもしれません。

採択率が高い地域
採択率が全国平均（約26.50%）を大きく上回る地域は以下の通りです

・高知県（40.00%）
・石川県（39.77%）
・岩手県（37.50%）
・群馬県（37.01%）
・福井県（35.21%）
これらの地域では、質の高い事業計画書の提出が採択率を向上させている可能性があります。また、特定の業種（例：製造業）の申請割合が高いことも一因と考えられます。

採択率が低い地域
採択率が全国平均を大きく下回る地域は以下の通りです

沖縄県（14.44%）
北海道（16.95%）
鹿児島県（19.70%）
山口県（20.75%）
愛媛県（21.69%）
これらの地域では、申請支援の強化や事業計画書の改善が採択率向上の鍵となりそうです。

3. データの出典と補足情報
この記事で使用しているデータは、補助金事務局の公式公開資料に基づいています。詳細な採択結果や各都道府県ごとのデータについては、以下のリンクをご参照ください。

補助金交付候補者の採択結果 | 事業再構築補助金
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/result.html

また、全国の都道府県ごとの傾向を把握することで、地域ごとに異なる支援ニーズや課題が浮かび上がります。次回の記事では、さらに広島県と岡山県に注目し、これらの地域での申請傾向や採択状況について深く掘り下げてまいります。地域事業者が補助金を活用する際のポイントもお伝えしますので、ぜひご期待ください。

作成：24-11-19　09:50

第12回事業再構築補助金（3. 都道府県別の申請状況と採択傾向）

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