お仕事ノート
第12回事業再構築補助金(2. 業種別の採択率詳細)

0. はじめに
こんにちは。広島県府中市・福山市を中心に活動しております赤崎行政書士事務所です。
今回は、「事業再構築補助金」第12回公募の採択結果について、前回の記事に続き、業種別の採択率に焦点を当てて詳しく解説いたします。
事業再構築補助金のホームページには「第12回公募結果の概要について」が公開されており、採択結果に関する詳細なデータが掲載されています。
その中には、「主たる業種別の応募件数割合」と「主たる業種別の採択件数割合」のグラフも含まれています。これを基に、業種別の応募・採択件数を分析し、競争の激しさや採択されやすい業種の傾向を見ていきます。

1. 業種別の採択率
以下は、「事業再構築補助金第12回公募結果の概要」(3ページ目)に記載されている「主たる業種別の応募件数割合」と「主たる業種別の採択件数割合」を基に算出した業種別採択率です。
・製造業:42.79%
・運輸業、郵便業:25.11%
・情報通信業:25.03%
・建設業:24.76%
・卸売業、小売業:23.19%
・その他:21.45%
・サービス業(他に分類されないもの):20.72%
・宿泊業、飲食サービス業:20.43%
・教育、学習支援業:20.39%
・学術研究、専門・技術サービス業:17.01%
・医療、福祉:15.14%
・生活関連サービス業、娯楽業:12.0%
・不動産業、物品賃貸業:9.59%
・全体の採択率:26.50%

2. 採択されやすい業種とその傾向
今回のデータから、全体の採択率を超えているのは「製造業」のみであることがわかります。
製造業にとって比較的採択されやすい補助金と言えますが、他の業種においては採択が難しい傾向があることも見て取れます。
製造業以外の業種が申請する場合、厳しい競争に対応するためには、事業計画の具体性や説得力が特に重要となるでしょう。事業計画書においても、申請内容の独自性や加点要素を意識しながら練り上げることが、採択の可能性を上げるためのポイントと考えられます。
3. 今後の展望と補足情報
今後、業種別の採択率に関する根拠や関連データが新たに公表された場合は、こちらのブログでも随時紹介いたします。
4. 次回予告
今回は「業種別の採択率の詳細」をお伝えしましたが、次回は都道府県ごとの申請数、採択数、そして採択率の傾向について、さらに地域ごとのデータ分析に踏み込んだ内容をご紹介する予定です。
補助金申請を検討されている方にとって有益な情報を深掘りしていきますので、どうぞご期待ください。
作成:2024-11-11 09:35