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第12回事業再構築補助金の採択結果まとめ


0. はじめに
こんにちは。広島県府中市・福山市を中心に活動しております赤崎行政書士事務所です。
今回は、「事業再構築補助金」第12回公募の採択結果について、前回の記事よりも詳しく解説させていただきます。

令和6年11月に発表された第12回事業再構築補助金の採択結果をもとに、応募件数や採択件数の全体的な傾向をわかりやすくまとめました。本補助金に関心のある方や申請を検討している方にとって、今後の参考となるポイントについても解説いたします。

1. 全体の応募件数と採択件数
第12回では、合計7,664件の応募があり、そのうち2,031件が採択されました。これにより、全体の採択率は約26.5%となっています。補助金の審査は厳しく、約4件に1件が採択される状況です。

2. 事業類型別の応募・採択件数
事業再構築補助金には、いくつかの事業類型が設定されています。
応募件数が特に多いのは「成長分野進出枠」で、次いで「コロナ回復加速化枠」や「サプライチェーン強靱化枠」が続いています。各枠の中でも通常類型や特別枠に分かれており、ニーズに応じた幅広い事業が支援対象となっています。
詳細は次回以降の記事で解説します。

3. 業種別の採択傾向
業種別の応募・採択件数を見ると、特に製造業と卸売業・小売業が多く、次いで建設業が続いています。業種ごとの応募割合と採択率は以下の通りです。

・製造業:応募の27.0%、採択の43.6%
・卸売業・小売業:応募の15.2%、採択の13.3%
・建設業:応募の13.7%、採択の12.8%
製造業が応募と採択の両面で多く、次いで卸売業・小売業や建設業が目立ちます。特に製造業では再構築の需要が高いと考えられます。

4. 都道府県別の採択状況
都道府県別の応募・採択件数を見ると、東京都、大阪府、愛知県が上位を占めています。それぞれの応募・採択件数は以下の通りです。

・東京都:応募1,151件、採択236件
・大阪府:応募845件、採択226件
・愛知県:応募609件、採択204件
これらの地域では中小企業数も多く、補助金の利用ニーズが高いといえます。

ちなみに、広島県のデータは以下の通りです。

・広島県:応募195件、採択63件

5. 補助金申請額の分布
補助金の申請額は1,500〜3,000万円未満が最も多く、応募・採択件数の約7割が3,000万円未満で占められています。特に、1,500〜3,000万円未満の申請が全体の約4割を占め、多くの事業者がこの範囲での申請を行っていることがわかります。

6. 採択されやすい事業計画とは?
今回の結果を踏まえると、採択されやすい事業計画には以下のような特徴があると考えられます。

・成長分野への進出やサプライチェーンの強靱化など、明確なテーマがあること
・製造業や小売業など、具体的な再構築の必要性が示されていること
・認定経営革新等支援機関のサポートを受けた事業計画であること

7.まとめ
第12回事業再構築補助金の結果から、採択されやすい傾向や注目すべきポイントが見えてきました。補助金の活用を検討している方は、今後の応募に向け、今回のデータを参考にしてみてください。

8.次回予告
今回は概略をお伝えしましたが、次回以降では業種ごとの採択率や地域別の傾向など、さらに詳細なデータ分析を行ってまいります。補助金申請を検討されている方に役立つ情報を深掘りしていきますので、どうぞご期待ください。


2024-11-09 22:28


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